ハンドメイド知識

作品の色に合わせた背景の選択で、より魅力が伝わる作品撮りへ!(背景・ライト実践編)

前回は、背景の色についてご説明させていただきました。(前回の記事はこちら)

前回は、あまり作品撮りに慣れていない…という方は、小物を使わず、シンプルに白や黒の背景で撮影をすることをおすすめしました!

しかし、実は同じ背景でも、撮り方によって作品の魅力が伝わるかどうかが変わります!

今回はその撮り方について、お話ししたいと思います。

同じ背景でも、写真の撮り方が大切?

同じ背景を使っても、写真を撮る時の意識ひとつで作品の見栄えが変わります。

例えばこちらの写真

白背景で撮影した写真①
白背景で撮影した写真②

2枚とも編集なしですが、どちらの写真の方が作品が映えるでしょうか?

正解は、後者です。

前者は、これ背景お皿つかってるな〜と分かるような丸い影や、電気の光が写り込んでしまっています。

背景は無駄に影や光源から出る光などの明度の差が無い方が、作品が引き立ちます。

 では、背景に無駄な影や光源を入れないためには、どうすれば良いのか?その方法をご紹介していきたいと思います。

部屋の明かりを消す

影や光源の光が写り込んでしまう原因としては、部屋の電球の光が強すぎることが挙げられます。

日中など、部屋の明かりを消してもさほど部屋が暗くならない場合は、敢えて部屋の明かりを消して撮影をしてみてください。

明かりを消すと、部屋が暗すぎて撮影できない!という場合は…?

電気をつけた状態で、部屋の電球を覆ってみてください。透け感のある布や、クッキングシートなど、電球の光がぼやぁっと弱くなれば、写真に写る影や光も薄くなります。

※電球の熱で布等が燃える、溶けることがないようにお気をつけ下さい。

撮影したい作品に、白いレフ板(分厚い画用紙などでも代用できます)を当てて光を反射させることも効果的です。

ほかに簡単に電球を覆う方法はないの?

ちなみに、レフ板を買ったり電気を覆ったりという作業は面倒だな、、なんて思ってしまう横着者の私は、机の上に置いたお皿に作品をのせて、自らの背中で天井の電球を覆い隠すようにして写真を撮っています。笑

先ほどの写真はそのようにして撮影したものですが、そんな横着者でも、ある程度のレベルの作品写真を撮ることができます。

とにかく部屋はなるべく明るくしたまま、光源を隠して撮影をすれば良いのです。

電球を布で覆わなくても、自分が撮影をしている体勢や角度を変えることで、意外と影や光を消すことができるのです。側から見るとおかしな体勢ですが…。(笑)

ぜひ実践してみて下さい!

影や光を活かす方法はないの?

あります!先ほどのように真上から当たる電球の光やお皿の影を使うのではなく、敢えて斜めから光を当てるのです。先ほどと同じ作品で、左斜め上からiPhoneのライトを当てて撮影すると…

iPhonoのライトを当てて撮影した写真

 このように、作品の影ができます。この影は作品に被って暗くなってしまうわけでもなく、寧ろ作品に立体感を与えてくれます。

ライトを当てずに撮った写真を比較すると、

前回の記事で、白系の作品は、白背景だと立体感がでない!と言いましたが、ライトを当てたことで作品が立体的見え、遠目から見てもどんな形をしているのかがよく分かります。

白っぽい作品だけど、敢えて黒背景ではなく白背景で撮りたい!と思う時もあります。作品の魅力として、黒と白のコントラストから生まれる高級感よりも、白背景でふんわり柔らかい印象を伝えたい、など…。そういう時に、私はよくこの手法をよく使います。おすすめですよ〜!

光をうまく活用すると…?

特に透明感のある作品は、光を当てて撮影することをおすすめします。

写真に「透明」という色はありませんから、本来であれば写真で作品本来の透明感を伝えるのは難しいのです。そこで、光を当て、その光が通ることで生まれる透け感や、床にうつる作品の影で、透明感を伝えていきます。

こちらは、後ろからiPhoneのライトを当てて撮影した写真です。

透明感のある作品の写真撮影

作品は同じものですが、ただ真上から撮影をするよりも、透明感を伝えることができます。

通販で使う写真なら、2枚目、3枚目にこのような作品のイメージ(透明感)を伝える写真があると良いです。

実際の撮影風景は、こんな感じでとっても単純。

撮影の様子

専用のライトや撮影キットを買わなくてもできるので、ぜひ試してみてくださいね!

 ちなみに他の透明感のある作品をこの手法で撮影すると…

くじらのバックチャーム(素材:UVレジン)

こういった感じになります!

着色されたレジンの作品だと、床にうつる影も色とりどりで面白いです。

こういった作品は、作品と床が接する部分に丸めたマスキングテープを貼って、作品を立たせて撮影したりもしていました。(笑)

ただお皿の上に作品を置いて撮影するのと比べて、透明感の伝わり方が格別です。

お皿の上でライトを当てずに撮影した写真

 

次回は、撮影した写真を編集しよう!撮影した写真を作品に近づけるには、また作品の魅力を伝えるにはどうしたらいいか?編集の方法をお話ししていきたいと思います。


文/のあ