その絵のタッチにとても心がぽかぽかし、惹かれました…!
プラバンアクセサリー作家「donguri to ie.」さんのご紹介です。
donguri to ie.さん
まず、言葉では言い表せないような、donguri to ie.さんの素敵な作品をお写真でご堪能ください。
いかがでしょうか。
donguri to ie.さんは、“いつものくらしの中にある素朴で小さな自分だけのたからもの”をテーマに、色鉛筆でプラバンに手描きをし製作されています。
そのあたたかくて、吸い込まれるようなdonguri to ie.さんのタッチは、見る人の心の中まで優しさがしみ込んでいきます。
また、小さなパーツも全てプラバンで作り、重ね合わせて立体感を表現しているそうで、モチーフが今にも動き出しそうなリアルさも感じます。
おめかしした女の子のブローチ


使用されているリボンやレース、女の子の髪や服などの配色やデザインが、それぞれの子を最も綺麗に輝かせる組み合わせだなと思い、作品を見入ってしまいます。
ほんのり赤らんだ頬と少しうつむいた優しい瞳が、漫画や映画のワンシーンのような壮大な背景と世界観を感じさせます。自然と音楽が聴こえてくるような…。
そして、なんだか不思議と「ひとめぼれ」という言葉が浮かんできます。これは、「作品へのひとめぼれ」と「作品の女の子が見つめる先のストーリー」がそう感じさせるのでしょうか。
私は女の子のブローチのうち、特に左下の茶髪の三つ編みでレースのずきんを被った女の子がお気に入りです。
配色が特に素敵だなと思うのと、ずきんから覗かせる赤い頬と何か伝えたげな表情にとても惹かれました。
これこそ、先ほどのひとめぼれでしょうか。
ハンカチーフの作品

続いては、ハンカチをモチーフにした作品のご紹介です。
ハンカチモチーフの作品はなかなか無いのではないでしょうか。筆者は初めて見ました。
とても清楚で上品な作品であることに加え、カミツレの花言葉「逆境の中の活力」を体現しているような、芯の通った・まっすぐな強さを(まっすぐと伸びたカミツレの象徴から)感じる作品でもあると思いました。

イヤーアクセサリーだけでなくヘアゴムやブローチもあり、コンプリートしたくなってしまいますね。
ハンカチーフのレースの大小もあり、皆さんのお好みはどちらでしょうか。

そして、本当にハンカチの素材になる綿がハンカチのデザインとして、プラバンアクセサリーで再現されています。
「とても肌触りがよく、吸水性に優れた」イヤーアクセサリーなのでしょう。(というのは冗談ですが、プラバンとは思えないほど、本当のハンカチの柔らかさが作品のタッチから伝わってきます。)
筆者としては、ぜひハンカチーフモチーフのこのデザインで、お揃いのハンカチも販売していただきたいです。

白い花のブローチ
(筆者は配色手帖を見ているのですが、)この素敵なブローチの背景色は「冬至」を想起させる色合いです。
例えば、上記の黄色は「柚子色」に近く、柚子は「冬至=太陽復活の日」の太陽に当たる色です。また、左下・右下の白色背景はヒノキに近い色合いで、作品から良い香りがしてきそうだなとしみじみ…。
この冬至を想起させるカラーは、まさにこれからの冬コーデにピッタリな作品ですね。donguri to ie.さんがツイッターでもおっしゃっていましたが、本当にニットに合わせたコーデがとっても可愛いだろうな〜ってワクワクしてきちゃいます。
お揃いに「白い花の耳飾り」はいかがでしょうか。
白い花の耳飾り

また、イヤーアクセサリーでも異なる雰囲気のこちらも素敵です!
赤い木の実のリースと黄色い花のリースの耳飾り

ビーズとの色合いがそれぞれ異なり、お気に入り探しがとても楽しいですね。気分によって、付け替えたりしても素敵です。
私は、上記写真の真ん真ん中にある黄色の耳飾りが特にお気に入りです! 花たちが輪を描いて・手を繋いで遊んでいるように感じ、すごくあたたかい気持ちになります。
層になったプラバンの立体感にも大注目です。
イベント出展情報
・2019年11月16・17日:デザインフェスタ(M-467)
・2020年1月11・12日:ハンドメイドインジャパンフェス
SNS・通販等情報
・ツイッター:@donguri_to_ie
・インスタグラム:donguri_to_ie
・minne:コチラ!
・LINEスタンプ:まぁるいほっぺのこどもたち
以上でdonguri to ie.さんのご紹介を終わります。
とても清楚で、上品さがある作品の中に、壮大な背景・物語が浮かんでくる素敵な作品です。ぜひ、ここでご紹介できなかった作品も各SNS等でチェックしてみてください〜!
文/imacoro
参考文献/桜井輝子『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 – 心に響く和のデザインがつくれる本』