こんにちは!
今回は、1月11日(土)12日(日)に開催された、Creemaさん主催「ハンドメイドインジャパンフェス」で出会った素敵な作家さんをご紹介したいと思います。

KENT HATさん(Instagram:@kent_hat)
「ハットミクスチュア」をコンセプトに遊び心をミックスした帽子を制作している、KENT HATさん。

以前、別記事にてご紹介させていただいた作品を直接拝見でき、とても光栄でした!
KENT HATさんの作品は、着帽することによって「会話や笑顔、新しい出会いが生まれるように」と想いが込められているそうです。
その言葉通り、KENT HATさん含めたお三方のブースはとてもにぎわっていて、帽子を嬉しそうに試着したり、購入している場面を筆者も目にすることができ、とてもこっちまで幸せな気分になりました。
そんなあたたかさがブースでも伝わり、パンをモチーフにした作品からは焼きたてのほくほく感が、動物をモチーフにした作品からは癒しの眼差しが伝わってきました。
また、直接拝見したことで、美しいステッチや帽子の素材感を体感できました。
フエルトの部分がとてもしっかりしていた一方で、被ると頭に馴染むしなやかさがあり、素材までとてもこだわってらっしゃるのだな〜と、改めて感じた機会でした。
通常分業で行われている帽子制作の全工程をお一人でやられているからこそのプロの技だな〜と。
作品の写真を見ていただければわかるのですが、それぞれのモチーフをリアルに再現した、帽子の造形美が繊細で本当に感動しました。
下写真のフランスパンハットは、特にクープ(フランスパンの切り込みのこと)の滑らかな曲線が美しいですよね。
計算されて、最も美しさとリアルさを両立できる切れ目が入っているのだなと想像するだけで、本当に制作の工夫が伺えました。

te.ra.su artworksさん(Instagram:@_m_haba)
te.ra.su artworksさんは、「見た人の心も照らせる作品」をコンセプトに独自の世界観を表現している作家さんです。主にドライフラワーやレジン 、他様々な素材を使用しそこに光源を取り入れた作品を制作されています。

te.ra.su artworksさんの作品はとにかく世界観が素敵で、引き込まれるような魅力がありました。
HMJには鉱石をモチーフにした作品が多く販売されていましたが、どれもジオラマのような素敵な世界の中心に鉱物が配置されていて、部屋に飾っていると、その部屋の雰囲気ががらりと変わるような、不思議な影響力があります。

鉱石は電池式で光るようになっていて、柔らかく、様々な色合いに変化します。
鉱石は、本物から形を型取り、樹脂を流し込んで制作をしているそうです。ときにはそこから削ったり磨いたりして、世界で一つだけの作品に仕上げています。

それぞれの作品にタイトルが付いているのも魅力の一つです。
中にはお花が閉じ込められている鉱石も。
樹脂に気泡が混ざらないように調整しながらお花を閉じ込める技術が、素晴らしいです。
一つ一つ丁寧に制作されているのだなあと感動しました。
@ChouChouさん(Instagram:@ChouChou)
@ChouChouさんは、フィンランドで光のモビールとされる“ヒンメリ”をベースに多面体の中に花やレース、デニム、和紙など様々な素材をおりこみ、アクセサリーを制作されている作家さんです。
様々な素材を使用して制作されているので、ブースを拝見していてもとても面白く、多面体をベースにしたデザインもとても素敵でした。
今回はその中でも特に筆者が気になった素材の作品を紹介させていただきたいと思います。

こちらの作品は、色鮮やかなあじさいを使用している作品です。
はっきりとした色合いのあじさいの花びらを組み合わせて出来ているのですが、不思議な模様のように見え、デザイン性抜群です。
シンプルなお洋服と組み合わせても、全体の雰囲気をパッと明るくしてくれそうです。

こちらはデニム素材を使用した作品です。
デニム独特の色合いや素材感が表れていて、アクセサリーとしてはとても珍しいです。
デニムonデニムの着こなしも流行しているので、デニムのお洋服にこちらの作品を組み合わせても面白いかもしれません。
見た目の素材感はそのままに樹脂コーティングが施されているので、雨に濡れても安心です。

最後にご紹介するのは、こちらの和紙を使用した作品です。
和紙を使用してアクセサリーを制作されている作家さんはたまに見かけますが、やはり和装に合いそうなイメージのものが多く、普段づかいできる和紙の作品となるとなかなか見つからないな〜という印象でした。
@ChouChouさんの作品は、和紙の繊維の緻密な感じや光沢感をそのまま生かしながら和紙と金属を組み合わせることで、普段づかいを可能にしています。
また、どの素材でも共通して使用している多面体の金属は、中が空洞になっているので、大ぶりのものでも軽く、耳への負担も比較的少なくご着用いただけるのも、魅力の一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した3名の作家さんは、共同出展で1つのブースで展示されていたのですが、作品展示のレイアウトも素敵で、どの作品も大変丁寧に作られているのが伝わってきました。また、作家さん方もとても笑顔で接客をされていたので、ハッと目を引いて立ち止まるような、本当に素敵なブースでした。
今後のご活躍もとても楽しみです。是非作家さんのSNSのチェックしてみてくださいね!
ご覧いただきありがとうございました。
文/imacoro・noa